PBCSオルタノードの世界は、私たちの現実によく似た現代世界です。

人々が暮らすのは太陽系第3惑星、地球。現実とほぼ変わらない国々・民族・歴史・文化が存在し、1年は365日(うるう年は366日)で温帯地域では鮮やかな四季が巡ります。1日は24時間で、極点付近でない限り朝には陽が昇り黄昏時には沈みます。夜空には、およそ30日周期で満ち欠けしながら巡る月が輝き、私たちもよく知る星座を描く星々が瞬いています。

意識の壁と2つの時空

オルタノード世界が現実世界と決定的に異なるのは、『意識の壁(Wall of Consciousness)』と呼ばれる強固な隔たりで世界が二分されていることです。
世界の全容を模式図で表すと、おおむね下図のような構造をしています。

世界を球形と仮定したとき、意識の壁は世界の中心付近にあり、内と外を分断しています。
かつて世界の観測に初めて成功した超国家的研究機関により、内側の時空は『常界(Common World)』、外側の時空は『異相(Alter Phases)』と命名されました。
本来1つの世界であるはずの2つの時空は水と油の性質をもち、わずかな例外を除き混じり合うことはありません。

以下に、それぞれの時空の基本的な性質を記します。

常界 - Common World

意識の壁の内にある『常界』は、現実世界と非常に似通った時空です。常界人の99.999%が私たちと同じ普通の人間であり、歴史の変遷も最近まで現実とほとんど同じでしたが、新たな千年紀を迎えた2001年頃から少しずつ別の道を歩みはじめています。
2001年以降の常界では、現実では起きてしまった(また、これから起こる)大規模な負の事象、たとえば未曾有の天変地異や災害、パンデミック、テロ、国家間戦争などが起きていません。このため比較的社会不安が少なく、現実よりも穏やかで秩序立った平和な世界になっています。

反面、近年は超常現象や超能力・魔法などの超常の力、人外の高度知的生命体といった“多くの人が荒唐無稽と考える不可思議な事象”の実在を、現実よりも強く否定する文化が醸成されています。娯楽作品などの演出としては受け入れられている一方で、あくまでフィクションに過ぎないものとされ、たとえば幼い頃から「サンタクロースの正体はパパだよ」と教えるような虚実を明確にする教育が盛んです。
不可思議の実在を大人になるまで信じ続ける者、信じたいと願う者はごく稀で、そうした価値観をもつ者は異端視されやすい傾向にあります。

異相 - Alter Phases

意識の壁の外を取り巻く『異相』も常界に似た現代軸の時空ですが、常界ではありえないとされる不可思議な事象が、ごく当たり前に顕在している点が大きく異なります。
超常現象は日常茶飯事、常界では虚構や空想の産物とされている人外の知性体や異形が闊歩し、超能力・魔法といった超常の力を行使できる者も少なくありません。迷い込んだ人間が超常の力を開花させることもあり、時には死者の蘇生さえ起こります。異相の性質を受け入れられる者にはあらゆる願望を満たせる可能性にあふれた奇跡の時空といえますが、適応できない者にとっては異質そのもの、狂気と不条理に満ちた混沌の時空でもあります。

異相は、その性質から「原初の混沌の再来」「歪んだ鏡の国」「IFの具象化」「シュレーディンガーの猫詰め」などさまざまな異名でも呼ばれます。常界との関係は深浅で表され、“浅い”ほど常界に近い節理が通用し、“深い”ほど相容れない不条理を呈すとされます。深浅は、地理上では同じ場所でも不変ではなく、訪れる度に別の場所かと見紛うほどに異なってみえることも珍しくありません。滞在中にも、五感に若干の狂いやノイズが生じることもあるようです。

時空を隔てる『壁』と『意志』

もとは1つだった世界に、いつ、どのような経緯で意識の壁が生じたのかはわかっていません。しかし数多の観測の結果、2つの時空には今の状態を維持しようとする強い力=矯正力がはたらいていることが判明しています。
たとえば、何らかの原因で一方の住人が他方の時空に迷い込んでも、矯正力の作用で不都合な事実はなかったことに改変されたり、最小限の影響に置き換えられたりするのです。このため、それぞれの時空の住人のほとんどは、もう1つの時空の存在を知りません。

この力が、あたかも何者かが確たる意図で現状を選択しているようにみえることから、識者の間では『世界の意志(World Will)』による矯正現象と呼ばれ、調査研究の対象とされています。

異相の果てと異世界

異相の最果ては、オルタノード世界とは法則も概念も異なる別世界=異世界に接すると推測されています。
いまだかつて最果ての観測に成功した事例は報告されていませんが、何らかの手段で世界を渡り来る者は確認されており、この推測はほぼ確実といわれています。

NOTE当PBCSでは、外部のキャラクター交流コンテンツ、なりきりコミュニティ等からの移住の際は異世界からの来訪者としてご登録いただく必要があります。詳細は移住登録ガイドラインをご覧ください。

世界の状況

意識の壁と矯正現象により、常界と異相は極めて交わりにくい状態に保たれてきました。
しかし20世紀終盤、常界生まれでありながら世界の意志の影響を免れる特性をもった人物が現れ、異相と世界の真の姿が初めて観測(=発見)されました。この“発見”以降、世界は、わずかながらも確実な変化を起こしはじめています。

常界では、覚醒者覚醒者あるいは異行者異行者と名付けられた矯正現象に耐性をもち異相に適応できる人間が緩やかに増加しています。異相でも、そうした人間との接触や交流、共存を望む人外=幻影種幻影種が増えてきました。
“発見”から四半世紀余、多くの人が知らぬ間に彼らの存在は社会のシステムに組み込まれ、さらにはその裏で、世界の意志すら利用して台頭せんと目論む数多の組織の暗躍もはじまっている ── それが、オルタノード世界の現状です。

オルタノードの世界のFAQ